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プロジェクト 「 福山未来共創塾2018

から投稿されました。

11/10セッション:福山未来共創塾プロジェクト集

■そうだ寺子屋へ行こう!
■ローズハッピー 
■2050年の自分 
■キラキラ女子プロジェクト 
■大学生なめんな!!
■ハローウォーキング(バージョン2)
■M1ギョーザグランプリプロジェクト
■福食プロジェクト







 


 

 

 

 


 


 


■そうだ寺子屋へ行こう!


社会・家庭で孤立し、居場所を失っていく子どもたちに、空き家など を利用して、地域の大人が昔の遊びや自分の得意分野を教えるような世代間交流の場をつくる。大人が子どもがやりたいことを必死に考えて、企画できるようになることもポイント。地域の大人や子ども自身がそれぞれに持つニーズやシーズのマッチングプロジェクト。



 

【コメント】
・こもってしまっている子どもを、どうやってこの場に連れ出してくるのか?がポイント。
・そうした子どもたちは既に病んでしまっていて、こうした場には価値を見出さないだろう。
・そうしたターゲットの現状、現実の価値観をリアルに捉える事が重要。
・出てくる子どもたちを対象にやり始めてしまうと、かえってそのコミュニティには入りにくさができてしまう。
・一方で、そうなる前の子ども達を対象にやり始める必要もある。
・現実を見つめることも含めて、対応する大人への教育が、このプロジェクトの本質なのかもしれない。
・その場にきて、何かをしなければならないということではなく、あるがままを受け入れられる場になっていくと良い。
・作るにせよ食べるにせよ、食が一つ重要なコンテンツになりそう。食のプロジェクトとの連携も考えて欲しい。
・ひきこもりフューチャーセッションー庵ーという取り組みがあるので、参考にhttps://iorihiki.wordpress.com


■ローズハッピー 


高齢者、障がい者などのような社会的弱者が必要十分な支援を受けることができるよう、福祉従事者への十分な報酬を支払うためのシステムを構築する。マネー報酬には限界があるので、「ローズコインプロジェクト」とのドッキングで、地域通貨による地域内循環経済システムを構築して、別の報酬が支払えるようにする。子どもやシングルマザーなど含め、幅広い社会的弱者にリーチする仕組みにしたい考え。  


 

【コメント】
・前回のローズコインプロジェクトとのドッキングに繋がったのは秀逸。
・地域通貨の価値をどうつくるのかが重要、同様な価値創出のプロジェクトがたくさん出てくると良い。

・言ってみれば、ニーズとシーズのマッチングシステム。あまり複雑にしないほうが良いと思うが、持続可能なものにするためにはどうすればいいのか、エコシステムの構築が必要。
・無形価値(労働価値や能力価値など)や、余った野菜、家具、食器などの有形価値、場所、体験などの経験価値など、地域内にあるものを棚おろししてみると、また違ったものも見えてきそう。
・スタートアップにクラウドファンディングを使うのは、少し疑問。(システム開発や構築に使うのであれば納得)


■2050年の自分 


仕事がなくなったりして生きる意欲をなくした高齢者をターゲットに、散歩に出た際などに身の回りの危険箇所を調べて、スマホやタブレットなどで写真を撮って送ってもらうしくみをつくる。高齢者に社会的役割を持ってもらい、感謝を対策報告などのフィードバックにより生きがいや持たせる。高齢者の外出機会が増える、コミュニティとの接点ができる、ITに親しむ機会が増えるという一石三鳥の副次的効果も期待する。

 
【コメント】
・福山市には既にこうした通報制度があるので、その高度化を狙ったプロジェクトにしていけば良い。
・アプリケーションも既に開発されているものがある。
・貢献度や成果を見える化すればいい。例えば、どれだけの節約になったとか、住民からの声とか。
・危険箇所だけではなく、ちょっと見かけた良い風景とか、まちの中にある楽しみなども投稿できればいい。
・悪いところを探しに行くだけでなく、お散歩写真ダイアリーのようなアプリにしていけばいいのでは。


■キラキラ女子プロジェクト 


人生の転換期に差し掛かっている45才の主婦をターゲットに、人生を楽しむための様々な仕掛けをまちの中につくっていく。22日(夫婦の日)にペアで出かけると割引があったり、公共交通費が無料になったりするなど、1つのアイデアだけではなく、主婦の楽しみをサポートするたくさんのアイデアを募集して実施していく。夫婦で街に出ていく理由を作っていくことで街の経済の活性化を促し、新しい繋がりや更には新しい自分発見を促す。  


 

【コメント】
・45才の女性をまちの中に送り出すというのは、様々なプロジェクトやアイデアの軸になるコンセプトだと思う。
・この周辺に、様々なコンテンツ提供のプロジェクトがつくれるだろう。
・ターゲット層のニーズは多様だと思うので、実際にヒアリングを重ねていくといくつかのサブテーマもできるはず。
・どちらにしてもコンテンツの提供者が必要で、win-win-winの仕組みを作っていかなければならない。
・一方で、加速度がつくと自発的な取り組みも生まれてきそう。
・まずは、今最も課題の大きい中心街をターゲットに仕掛けていくのはわかりやすい。
・想定したターゲット像は実在するのか?本当は何を思っているのか?何を求めているのか?のヒアリングは必須。


■大学生なめんな!! 


自分のしたいこと、人生の目標を見つけることができず悩んでいる大学生をターゲットに、キーパーソンにで出会え交流できるゲストハウス、シェアハウスをつくる。 


 
【コメント】
・就職情報の獲得だけが課題なのだろうか?というのが率直な感想。
・求める側だけの理論になってしまっているので、キーパーソンがそこにきてくれる理由が必要。キーパーソンをターゲットに、同様なアプローチを図ってみるのと、想定したキーパーソンにヒアリングに行ってみて欲しい。
・女子カフェなどもあるわけなので、それを利用して自主企画を立てて、地元企業の経営者などのキーパーソンとの対話の場を作ってみるなどしてみてはどうか?
・課題が、若者(新卒?)が福山で就職しない、というのは、他にも理由がたくさんあるはず。もしかするとそうした同世代との対話も必要なのかもしれない。


■ハローウォーキング(バージョン2) 


一人暮らしの高齢者をターゲットに、まちの中に様々なポイント(休憩所やエンジョイできる場所)をつくり、楽しみながら歩ける環境を作っていくことで、健康寿命延伸を図る。人とのつながりも作り、生きがいも見いだせるようにする。  


 
【コメント】
・私事だが実家の母も含め、散歩がいいとわかっているけど目的がないので億劫、町並みも楽しくない、という方は多いと思う。
・また、足が悪いあるきにくいというのもある。
・まちの中になにかコンテンツを投入するとなると、それなりにコストが必要になる。そのコスト負担と持続可能な仕組みをどう作るのかがポイントだろう。
・自発的な取り組みをつくってけるような仕組みが必要だし、それにはやはり何らかのリターンが必要(マネーに限らない)、持続するにも維持費をどうするかが課題。
・ポケモン的なゲーミフィケーションの仕組み、目に映る風景の美しさ、そこに行く目的など複数の要素が必要だろう。
・ジャストアイデアとして、お散歩写真コンテスト、バラの散歩道10選や、2050年の自分プロジェクトとの組み合わせもある。プロジェクトのテーマでもある休憩所として、軒先や玄関先に椅子やテーブルを置いていただく協力と併せて、散歩に出るときの安心感と動機をいかに一緒に作るのかか肝心。


■M1ギョーザグランプリプロジェクト 


「お母さんの居場所がない」「子どもが過ごせる場所がない」という課題を解決するため、その子どもや夫を巻き込み、家族で毎月一度学校に集まって、ひたすら大量に餃子を作って一緒に食べるイベントを定期開催する。お母さん同士のつながりを作ると共に、子どもやお父さんの居場所づくりや、食育、地産地消にもつなげていく。地域コミュニティへの参加、残った餃子は持ち帰り1週間のおかずにするなど、一石三鳥の取り組み。  



 
【コメント】
・ギョーザというコンテンツは、ありそうでなく、かつバリエーションも広がるので非常に面白いと思う。
・よくやられるBBQの変わりにギョーザということであれば、あまり大きなハードルはないと思う。
・食のプロジェクトは、食中毒やアレルギーのリスクがついて回るので、その回避が課題。特に大人数になるとリスクも大きくなるので、規模感がポイントになりそう。
・持続可能性は難しそう。エスカレーションして地域イベントとして肉フェスのような事業化への方向もあるが、それは本質を外すだろう。むしろ、地域食堂やシェアキッチンのような取り組みに持っていくのが良さそう。
・寺子屋のプロジェクトや福食プロジェクトと連携しても良いのでは?そこから持続可能性も見えてきそう。


■福食プロジェクト 


30代でパート的な仕事をしている主婦をターゲットに、家庭の団らんの喪失、女性の居場所がないなどの課題を解決するため、地域ごとに集まって男性がお雑煮を作り振る舞う場を仕掛ける。家族の中での会話を増やし地域のコミュニケーションをつくる。お雑煮には、地域や家庭によって様々な違いがありこだわりがあるので、その違いを楽しむとともに「福山のお雑煮」のルーツを探ったりすることで、郷土料理を世界に発信していく。 


 
【コメント】
・お雑煮というコンテンツは、ありそうでなく、かつバリエーションも広がるしルーツを探ることにもなる。
・こだわりやウンチクのプレゼンテーションなどもあってもいいと思うし、創作の方に行っても面白そう。
・こちらも、規模感が重要に思う。あまり大きすぎても大変。持ち寄りベースでいいのではと思う。
・ギョーザでも述べたが、単体のプロジェクトでは持続可能性は難しそう。
・寺子屋のプロジェクトや福食プロジェクトとも連携したり、地域食堂やシェアキッチンのような取り組みに持っていくのはどうだろうか?地域発のレシピ本なども考えられる。(備後地方の雑煮ではなく、〇〇さん家の雑煮、という感じで) 


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