OUR FUTURES

このストーリーは

プロジェクト 「 福山未来共創塾

から投稿されました。

12/8クロージングセッション・プロジェクト集

●ふくやまサイクルシティ
●人と社会がつながるあったかデジタル社会
●自然の中に科学と歴史のハーモニー ふくやま科学未来館
●誰もが気軽に集える居場所作り 「まちの駅」プロジェクト
●砂留女子会
●地域活性化推進システムフロアーシェアプロジェクト





 



●ふくやまサイクルシティ

自転車を中心に据えたまちづくりで、しまなみ海道のゲートウェイとして誘客を図り、地域活性化につなげる。その一方で、健康増進、環境改善、道路整備の推進など、「自転車」起点の社会課題解決に取り組む。対象はツーキニスト(自転車通勤する人)などのサイクリスト、中学生、引退した高齢者等。   



 
【当日コメント】
塚本氏「自転車レーンが必要等、大きな社会インフラに関わる内容も含んでいますが、しかし、まず自分たちでやれることから着手すると良いと感じました」
小野氏「次の社会を創ろうとするスケールの大きいプロジェクト。それだけに自分の気持ちに立脚していることがとても重要です」

・自転車が好きという気持ちが湧き出るプロジェクトだが、それが対象者(ユーザー)や訴求すべき対象へ提供されるベネフィットや、それ以前の課題提示に結びついていない。
・この「サイクルシティ」というコンセプトには都市内の移動の問題やエネルギーやゴミ、環境問題など、様々な社会的要素を含んでいるところまで掘り下げられている。それを体験するサイクルツアーなどをやってみてはどうだろうか?
・そのツアーメンバーとともに、そこから見えてきた課題を多視点で掘り下げ、可視化し、実現したい未来像を社会的な視点で描くいてみてはどうだろう。



●人と社会がつながるあったかデジタル社会

リアルな場に、スマホ等ITを使いたい、習いたい高齢者が集まり、その使い方を仕事がほしい地域のママさん等が集まって教えるスキーム。「スマホを教える」をきっかけに地域交流、情報交換、まちおこしならぬ“自分おこし”のための機会を創出していく。かつて公民館が担っていたコミュニティ機能と、地域活性化の機能を組み合わせた。   


 
【当日コメント】
高津氏「今こうした地域拠点が失われており、ますます必要とされるでしょう。非常にすばらしいプラン。なぜそれをやりたいと思ったのか、その軸を見失わないように頑張ってほしいと思います」

・一方的に教えるのではなく、「教え合う」「学びあう」場になっていけばいいと思う。
・ITの使い方、などのスキルの獲得は成果が見えやすいが、ついていけない人も出てくる。習得が目的でなく「きっかけづくり」とあるコンセプトを見失わないようにしないと、格差の再生産にもなりかねない。
・とすると、きっかけ後からの促進を図る仕掛けやプログラムも必要になるだろう。きっかけもITだけでなく、多様にあっていい。
・自宅にはネットワークがない、デバイスも持っていないし、持つつもりもない(経済的にも)と行った高齢者は多いが、ここに来れば機器もあるし、自分で使えなくてもいろんな事がわかる、情報交流ができる、という、交流できるネットカフェ的なイメージ。



●自然の中に科学と歴史のハーモニー ふくやま科学未来館

科学教育の機会、場が少ないという問題を解決し、一流の科学者を育成し、福山市を科学都市、産業都市に成長させる。同時に科学から災害を考える視点を盛り込み、対象としては、科学教育を実践する子どもだけでなく、防災に無関心な大人も取り込んでいきたいという。建設予定地にもあたりを付けており、早期の実現に向けて動き出したい考えだ。   


 
【当日コメント】
臼井氏「今の時代は『正解』を求めるだけでは、新しいビジネスやイノベーションを起こすことは難しいとされています。では何が必要か。好奇心や、正解のないアートなどにアプローチするマインドだと言われています。この科学館も、ただ知識としての科学を教えるのではなく、そうした新しい時代にふさわしい価値を教え伝えるものにしてもらえたらうれしいですね」
小野氏「なぜ福山でやるのか、その背景や理由を明確にすると、もっと説得力が出ると思いました」

・科学館などの視察だけではなく、著名な手本とすべき科学者が子どもの時にどの様に学び過ごしたのかを見る必要がある。
・施設構築の前に重要なのは、こうしたサイエンスマインドともにリベラルアーツを育てていくプロセスやコンテンツであり、支援していく仕組みではないだろうか?その内容があって、初めて必要な施設の姿が浮き出てくると思う。
・瀬戸内にはそうしたリソースはたくさんある。特に防災は「在地の知」といわれる土着の古の技術にも注目すべきだろう。その先に、本当に必要で類を見ないユニークなものが浮かび上がってくるのではないだろうか?



●誰もが気軽に集える居場所作り 「まちの駅」プロジェクト

地域コミュニティの場をつくり、地域の高齢者、女性、障がい者等、社会に役立つ仕事をしたい人、ビジネスを始めたいという人を集め、スモールビジネスの創発を促す。根幹には、人・社会との接点がなくなった高齢者が急速に衰えていくのを目の当たりにした経験があり、社会コストだと考えられてきた高齢者や障がい者を社会に還流させる仕組みをつくるのがねらい。   


 
【当日コメント】
臼井氏「非常に大きなテーマ、枠組みで、どこから手を付けたらいいかが難しそうだと感じました。ここに向けて、まずどこで最初のスタートを切ればいいのか、絞り込みをすると動きやすいかもしれません」
小野氏「『何でもやる』のは、『何もやらない』『できない』のと一緒という側面があります。機能を絞り込み、具体的に実施するアクションを考えてみてはどうでしょうか」

・不特定で大きく広げるのではなく、特定で小さな集まりをたくさんあちこちに広げていく、ということからでいいのではないか?
・FCFでやった「軒先カフェ」というプロジェクトでは、ビルの軒先を借りて誰でも参加できるホームパーティーをやった。そんな感じで、まずは気軽に集まって人を知り、関係性を築く事からの取り組みが必要だろう。
・それだけを続けると個別のグループやセクターができてしまうだけになるので、それらを結んでいくような活動を徐々に仕掛ける。



●砂留女子会

 福山市が誇る土木遺産、江戸時代の砂防ダム「砂留」のうち、堂々川の砂防ダム群を守るための活動が、参加者の高齢化のため今後の活動維持が難しくなっているため、新たな力を呼び込むために「砂留女子会」を結成する。これまで堂々川砂留群は、ホタルと花をキーワードに活動してきたが、今後はキャンプやダウンヒル、写真コンテスト等、女子ウケするコンテンツを開発し、歴女、刀剣女子、古墳女子に次ぐブームを作りたい。   


 
【当日コメント】
塚本氏「以前、女性の子育てをシニアがサポートするスキームを作ろうとした取り組みがあった。シニアの男性が女性に(支援)できることはたくさんあると感じています」

・砂留遺跡の存在自体を知らない人が多い。まずはそれを知ってもらおうとするアプローチは非常にいいと思う。
・まずは見た目から入る〜そこからストーリーを知ってもらうことで、新たな取組が生まれてくる可能性を感じる。
・京都大学の取り組みで、地域に古くからある様々な都市構築の技術やナレッジをまとめた「ざいちのち」というレポートがある。最終的には砂留だけではなく、こうした地域で暮らすための知恵から学び、どの様に伝え、更新し、新しいまちや都市をつくっていくのか?という『循環型社会に向けたプロジェクト」として捉えて行って欲しい。
(ざいちのち:https://pas.cseas.kyoto-u.ac.jp/NL/file/list.html
・ジャストアイデアだが、刀剣女子のようなキーワードもでているので、コスプレ会場としての誘致も考えてみる手はあると思う。



●地域活性化推進システムフロアーシェアプロジェクト

地域のビルのフロアを、複数の店舗・サービスの事業者とシェアする構想。生活に必要なクリーニング、飲食店、スーパーなどの小売など、2~6業態を想定している。地域経済が縮み、必要な店舗が中心部にのみ残る状況になると高齢者の健康な活動を維持することも難しくなる。こうしたシェアの場で地域経済を維持すると共に、人々の交流の場としていく。   

 
【当日コメント】
高津氏「これはもう、必要なものだしすぐできるサービス。これは調査とかしてないで、まずやってみたほうがいい。調査は設計や分析等結構大変で、それよりも直接結果を出せる『実践』のほうが、肌感も分かり、大きな一歩になると思う。この活動は地域だけでなく、『圏外(県外)』も視野に入れると、活動の幅が広がると思います」 

・地域の百貨店のイメージかと思うが、「出かける」「集う」ことがこのプロジェクトのコアなのだと思う。すると、地域の状況によっては常設の固定施設にこだわらないほうがいいように思う。
・小売ビジネスとして捉えてしまうとマーケット規模からして成立しないし、生協などのデリバリーや御用聞きのほうが高いサービスを得ることができる。ではどうするのか?を考えるためにも、対象となる地域があるのであれば、期間限定や可能な範囲のコンテンツでもいいので、実際に試行してみることをお勧めする。

関連するストーリー