OUR FUTURES

ミンナでカタル、日本の未来 「気候変動とエネルギー」(サイエンスアゴラ2015)

Mission

「あなたにとって、気候変動対策はどのようなものですか?」

この問いに対して「生活の質を高める」と答えた人は、世界平均では7割近くに上りましたが、日本では2割に届きませんでした。

今年末にパリで国連気候変動枠組条約の締約国会議(COP21)が開催されます。「京都議定書」の第一約束期間が終わり、2013年以降は温室効果ガスの排出量削減を国際的に協調して実施するための国際条約が白紙であるなか、次の約束を定める「パリ合意」が注目されています。

このCOP21の場に世界市民の声を届けることを目的としたWorld Wide Views(世界市民会議)が、本年6月6日に世界97の地域で同日開催され、およそ1万人の一般市民が「気候変動とエネルギー」について議論し、意見を表明しました。

日本でも非専門家である市民100人が集まり、29個の設問を、8時間かけて議論し、様々な意見が出されました。冒頭の質問もそのときの設問に入っていたものです。

本企画では、このときの議論から得られた“日本市民の声”を、科学者、行政官、メディア、事業者、そして世界市民会議の参加者とともに振り返り、“声”の背後にある論点を深めます。そして国際社会の中の日本として、どのような方向に進むべきなのかを会場の参加者とともに考えます。


(参考)World Wide Views(世界市民会議)については以下のサイトをご覧ください。

http://www.jst.go.jp/csc/deliberation/WWV2015/index.html