OUR FUTURES

このストーリーは

プロジェクト 「 藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト2019-2021

から投稿されました。

ふじさき地域デザインLABOが行う「藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト」のファシリテーション講座は、2019年11月に、DAY01、DAY02を終えて、本日12月2日はわからないことをわかるようにするフォローアップの時間となりました。

フォローアップセッションは、「zoom」という会議システムを利用して行いました。地域の環境では、オンライン会議に馴染みの無い方もチラホラいらっしゃったのですが、頑張ってzoom会議に入ってくれた方がいて、開始早々から本当に嬉しかったですね。(小さなことでも少しずつチャレンジして、やってみるって素敵ですよね!)




早速、共創アドバイザーへ質問や疑問を投げかける時間になりました!


まず、初めの質問は、Cチームからでした。

五十嵐さん)DAY03では、複数人のチームでセッションを行いますが、「テーマと問いのつくり方」について確認をしたいです。

チームをつくる際に「自身が開きたいセッションのテーマ」を基にチームを結成したので、①みんなが挙げたキーワードを改めて確認する、②そのキーワードのつながりやまとまりを整理する、③共通認識となっているキーワードをテーマと設定する、という形で話を進めました。

キーワードとして、「ほっとステーション」や「まちの図書館」、「宝もの」などが挙がっている状態から、それぞれの文脈が整うように、結合させるような形でテーマをつくりました。

そこから、具体的にテーマ・問いを考えていこうと思って話を始めたら、少し話が散らばっていったのではないかと感じたため、改めて問いの立て方について確認をしたいと思いました。


共創アドバイザーの最上さんからは、「良い質問ですね」また、「チームを結成して問いを立てるとみんなの意見を結合させたテーマ・問いになるケースが多い」というお話がありました。


まだ、どのように問いをつくるか?という話はなく、、、次は、Aチームがどのように問いをつくっているかを全体で確認しました。

佐藤さん)Aチームは、マグネットテーブルで書き出したキーワードを改めて書き出して、そのキーワードを基に「何のためにセッションをしたいのか?」を確認し合いました。

そして、チームメンバーのつながりに、どんなステークホルダーがいるのか?を可視化しながら、それぞれの想いを取り入れたインスピレーショントークをやろうと考えていき、現在は、『みんなが持っている本音(想い)を受け止め合える場をつくるには?』という問いをつくっています。

大きなつくり方の流れとしては、Cチームと似ていると思いますね。


続いて、Bチームの問いのつくり方の共有です。

吉田さん)Bチームでは、若者・移住・定住・仕事のスタンス・遊びといったキーワードが出ました。それらのキーワードについて、ざっくばらんにみんなで話し合っていると、「10年後にどんな暮らしをしたいか?」ということがみんなの問い(≒共通の想い)なのではないか、と話し合いました。

別途、若者というキーワードからは、「自分探し」というキーワードも出てきましたね。


さて、3チームの問いのつくり方を聞いたところで、これからどのように考えていけば良いのでしょうか。

共創アドバイザーの最上さんから、以下のお話がありました。

最上さん)チームでテーマ・問いをつくる際には、「全員の意志を紡いでまとめていくこと」と、「テーマ・問いを具体的にしていくこと」が必要になります。

テーマ・問いは、一方通行に考えてつくるものではなく、ぐるぐると行ったり来たりしながらつくるのですが、改めて大きな流れを確認しておきましょう。

初めに、①仮テーマを設定します、次に、②テーマの現在を調査します。更に、③テーマのありたい姿を描きます。そして、「現状」と「ありたい姿」が出たところで、④問題(=ありたい姿−現状)を洗い出します。

最後に、仮テーマ・現状・ありたい姿・問題を俯瞰しながら、『テーマと問い』を生み出します。

テーマと問いを生み出す際には、今まで無関心だったけど、招き入れたらこのテーマの問題が良い方向に進むかもしれないという「未来のステークホルダー」をイメージして、問いを立てていくと良いですね。


う〜ん。わかるような、わからないような。。。本当に、テーマ・問いを考えるのは難しいですね〜。

そんな参加者の状況を見て、少しわかりやすいように、最上さんが事例を挟みながら、問いを立てるステップを紹介してくれました。
これは参加した方だけの特典ですね!笑




ケースを基に、問いづくりを体験する


事例を基に紹介をもらったおかげで、問いの立て方を改めて理解した参加者。

そこで最上さんから、もう少し問いを立てる練習をする意味で、『問いをつくる問題』を出題して頂きました。
※ネタバレしないように問題の記載はありません。

1問目から学びは、「目的を問い直すこと」の重要性でした。
そして、2問目からの学びは、「仮テーマの構造を変えること」でした。

色々な問題を考えてみることで、何を意識しながら問いをつくるのか?が少しずつわかってきました。




最後に、今の問いについての質問!


最後に、今の段階の問いについて、質問がありました。

吉田さん)10年後にどんな暮らしをしたいのか?という問いについて、どう思われますか?また、若者の自分探しについては、どのようにしていくと良いと思いますか?

最上さん)「10年後にどんな暮らしをしたいのか?」という問いのままだと、人それぞれの価値観は異なるので、「あ〜、そういう考えはあるよね」といった発見は生み出せると思いますが、あまりセッションをしてもしなくても、大きな変化をつくることは難しいと思います。

この場合、いきなり問いをつくるのではなく、それぞれの方が掲げたキーワードの現状を深く知った上で、ありたい姿に仮設を立てて、問題を導いてから、問いをつくると良いと思います。

また、「若者の自分探し」ですが、「なぜ、そのセッションをするのか?や、何のために、そのセッションをするのか?」という背景・目的を再認識しあった方が良いですね。自分探しが具体的に何を示しているか私にはわかりませんが、手段の1つだと思いますので、改めて、背景や目的を確認して、セッション終了後にどんな状態を築きたいのかを明確にしておきましょう。


オンライン会議で2時間は、少し長いと思われる方も多いと思いますが、インタラクティブに様々な角度から話が出ていたので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

DAY03は、2020年1月16日です。それまでにテーマ・問いづくりを頑張って欲しいですね。

次回も楽しみです!



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