OUR FUTURES

読書で健康を実感できる未来、読書環境のまわりに何がある?

読書の利点は「学び」だけではなく、「健康効果も高い」ということが研究結果から判明してきているようです。2016年9月号の「ソーシャル・サイエンス&メディスン誌」に掲載された米イエール大学の疫学・公衆衛生研究室によって行なわれた研究結果によると、1週間に最大で3時間半の読書をする人は、本を読まない人と比べて、その後の12年間の死亡率が17%も低くなることが判明したとのこと。他の研究でも認識能力の衰退を防げたり、音楽やTVゲームよりもストレス軽減効果が高かったりするという結果が出ています。

健康関連のウェアラブルデバイスやIoTサービスによるヘルステックへの注目だけでなく、従業員の健康維持・増進を重視した健康管理を経営課題としてとらえて組織として対応する「健康経営」の関心も高まってきています。従業員の健康だけでなく学びや育成も両立できる読書を介した健康増進サービスや健康経営に根ざした読書コミュニティ運営サービス、読んだら血糖値が下がる文字通りの読む薬といった読書×育成×健康サービスが増加し、「読書で健康になる」ということがあたりまえ化しているようになるかもしれません。

発想元:ITmedia ビジネスオンライン「世界を読み解くニュース・サロン:読書で『寿命が伸びる』のは本当か」2016年9月1日
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1609/01/news027.html

■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw

文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)


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