OUR FUTURES

自分に最適なおいしさが測定可能になったら、あなたは何をどこで食べている?

味覚センサーによって、5つの基本味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)の測定が可能になり、ビジネス活用が進んできているようです。ただし、おいしさはあくまで脳の判断であるため、味覚が測定できたからといって「おいしさの測定」ができるようになったわけではないようです。しかし、人工知能が進化することで大量の味覚データと食レビューからおいしさの測定が一気に進む可能性がありそうです。また、味覚センサーのコスト低下と小型化が進み、食器に組み込まれたり、ポケットサイズの味覚センサー・ガジェットが誕生したりすることで、日常的に消費者がデータを収集していくことが可能になり、そのときの健康状態や好みに合わせて料理やレシピを提供するサービスが登場しているかもしれません。

発想元:日経テクノロジーオンライン「『美味しさ』は見えるか」2015年12月24日
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/330643/122000004/

■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw

文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)


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