OUR FUTURES

高野元さんは、イノベーション・ファシリテーター第1号だ。
病気で体調を崩したあとも、イノベーション・ファシリテーターのあり方を微塵もぶれさせない、すばらしい人格者だ。
彼はつねに、自分をとりまく多様なネットワークをつなぎ、多くの人と人との出会いをファシリテートし続けている。
彼のレジリエンスはどこから生まれるのか? と多くの人が尊敬してやまない。
その生き方の軸に、イノベーション・ファシリテーターの思想があることは、私たちの誇りでもある。



■インタビュー

ーーあなたが起こそうとしている変化は?

一人ひとりが自立して多様性を受け入れ、自分の可能性を追求できる社会になるといいなとずっと考えてきました。特に、健常者と障がい者の双方がもっと協力し合える機会を作り出すことで、自分を含めた障がい者の自立と、より良い社会との共生の形を模索しています。


ーーイノベーション・ファシリテーター講座で得られたことは?

まずは、ファシリテーターの基本スキルを体系的に学べたことですが、全国から集まった行動する人たちと出会え、さらにお互いに刺激し励まし合える関係が継続していることが大きな収穫です。ステークホルダーが多岐にわたる課題であっても解決策は見つかるはずと、対話への信頼感を強く持てるようになりました。


ーーこの講座をおすすめしたい人は?

地域・業界など、多様なステークホルダーを抱える領域で事業開発を担当している、企業のマネージャー/リーダクラスの方におすすめします。自ら社外の人々を巻き込んで、オープン・イノベーションを牽引するために必須のスキルが学べると考えます。


参考:


構成・文/芝池 玲奈


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