OUR FUTURES

離れていても一緒に暮らしている感覚を持てるとしたら、あなたはどうやって生活を感じている?

都市部の「貧困の連鎖」解消だけでなく、地方側も若者世代の定住を含め人口の社会増(人口流入数と流出数の差がプラスになること)が期待できることから、新たな地方創生策として、移住や就職、育児・教育を支援する自治体は増えていきそうです。また、2015年版の厚生労働白書によると、未婚率は年々上昇しているけれども、独身の若者の9割近くが結婚を望んでいるようです。しかし、結婚していない理由として、結婚後の生活資金が足りないなどの経済的な懸念を約3割の人が感じています。そのため、生活費が低くて育児・教育支援も充実した地域と、働く環境の充実した地域に夫婦が別居する「別居婚」のような結婚の形にも注目が集まりそうです。離れていても同じ場所で働いているようになるリモートワークが発展したように、別居で離れていても、一緒に生活している感覚を強化するサービスが登場しているかもしれません。

発想元:産経ニュース「都市部の一人親家庭受け入れへ 長野県の地方創生総合戦略 都道府県で初の試み」2015年10月21日
http://www.sankei.com/politics/news/151021/plt1510210007-n1.html

■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw

文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)


タグ

関連するストーリー

  • 助け合いアシスト・スーツ #033
  • ロボットスーツでボランティア、あなたはどんな活動をしている? 人体に装着することで筋力を増加させ、歩行機能を改善する機械装置が医療デバイスとして認められただけでなく、保険適用がされるようにまで...

  • リード・フォー・ヘルス #036
  • 読書で健康を実感できる未来、読書環境のまわりに何がある? 読書の利点は「学び」だけではなく、「健康効果も高い」ということが研究結果から判明してきているようです。2016年9月号の「ソーシャル・...

  • 2025年 オランダ・ジャーナリズムの未来3 #020
  • 前回に引き続き、オランダのジャーナリズム基金がまとめたテクノロジーの受容と社会的信頼の2軸によって分かれる4つの「2025年 オランダのジャーナリズムの未来シナリオ」のうち、「急進的 + 自分の...

  • 2025年 オランダ・ジャーナリズムの未来5 #022
  • 前回に引き続き、オランダのジャーナリズム基金がまとめたテクノロジーの受容と社会的信頼の2軸によって分かれる4つの未来シナリオのうち、「(テクノロジーの受容は)不承不承 + 自分のためにやってもら...