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クイックプロトタイピング(quick prototyping)

クイックプロトタイピング(quick prototyping)

所要時間
20〜120分
特徴
  • アイデアを広げる
  • 試作(プロトタイプ)してみる
  • アイデアや試作に対するフィードバックを得る
  • アクションを生み出す
利用ツール
  • Icon method quickprototyping 01
  • Icon method quickprototyping 02

目的

アイデアを素早く可視化しフィードバックを得ることで理解を深め、新たな視点を得るための方法論です。
新しいアイデアは、うんうんうなっていれば思いつくものでもありません。時には身体を使って「実際にやってみること」が、思いもよらないグッド・アイデアを生み出してくれるでしょう。
プロトタイプ(試作)の形は、絵でも、紙工作でも、物語でも、粘土でも、即興劇、簡易ビデオ(演劇、人形劇などを撮影)でも何でも構いません。できる限り安く、早く作り、フィードバックを受けて何度も作り直すことを心がけましょう。目に見える形に表現してみることで、一人一人が異なるイメージを持っていたことに気付くこともあるでしょう。

準備

紙、段ボール、透明フィルム、テープ、のり、接着剤、ペン、マーカー、粘土、はさみ、カッターなど、安く早く工作できる道具を用意しましょう。即興劇の場合は何も必要ないかもしれません。最近であれば低機能のビデオが非常に安価に用意できるでしょうし、参加者の持ってくるスマートフォンを活用しても良いでしょう。
一つのプロトタイプを作る時間は最大1時間程度にしましょう。制限時間がむしろプロトタイピングを促進します。

進め方

  1. グループに分かれて作業します。グループのサイズは3〜6人ほどが適切です。プロトタイプの形式は全グループ共通にしても良いでしょうし、各グループに選択してもらっても良いでしょう。
  2. 一つのプロトタイプを作るだけでなく、フィードバックを得た後に改善するというサイクルを複数回実施することが望ましいです。複数回のプロトタイピングを進める手法としては、直列型(シリアル)と並列型(パラレル)があります。
    • 直列型:一つのプロトタイプを作り、フィードバックを受け、それを元にプロトタイプを改善させていくという進め方です。
    • 並列型:方向性の異なる複数個のプロトタイプを作り、フィードバックを受け、それを元に複数個のプロトタイプを作り、最後には一つに絞り込んでいくという進め方です。例えば、最初に3個のプロトタイプを作り、フィードバックを受け、2個のプロトタイプを作り、さらにフィードバックを受けて1個のプロトタイプを作るという形です。

一般的には並列型の方が良い結果を生みやすいという研究結果もあったりはしますが、参加人数や時間を考慮してどちらか最適な方を選択すれば良いでしょう。
グループの数が多いのであれば、グループ全体として並列型を採用しても良いでしょう。例えば、各グループが一つずつプロトタイプを作り、フィードバックを受け、評判の良いものをいくつか選び、それを元に各グループがさらにプロトタイプを作り、と続けていくことで、プロトタイプを洗練させていくという形です。

注意点

綺麗に作ることを意識させない:見た目などにこだわり始めるといくら時間があっても足りなくなります。綺麗に作ることを難しくするという意味で、時間制限を短くしたり、クレヨンを用いるなどすると良いでしょう。