ワールドカフェ(World Cafe)
- 所要時間
- 30〜90分
- 特徴
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- 対話を深める
- 関係性をつくる
- 参加者の信頼感を高める
- 多様な知識を持ち寄る
- 利用ツール
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目的
ワールドカフェは、空間の中にある知恵や知識を、簡単かつ自然に可視化する方法論です。その場にいる人々が、特定のテーマについてどのような思考を持っているのか、短時間で収集し共有することができます。
準備
4〜5人一組をつくり、できれば小ぶりな丸テーブルを囲んで着席します。机の上にあるテーブルクロス(包装紙や模造紙など)には、落書きをしても、メモを残しても、スケッチを描いても構いません。花を飾ったり、手触りの良いおもちゃを置いたりして、リラックスした雰囲気を作ります。
進め方
ワールドカフェは、一般的に1ラウンドが10〜30分となります。
- ファシリテーターから提示された問いについてラウンド中に対話し、アイデアや可能性を表面化させたり、つなぎあわせたりします。話したことはテーブルの上に置いてある模造紙の上にどんどん書き出します。
- 各ラウンドが終了したら、各テーブルで一人、テーブルに残るテーブルホストを決めて、それ以外のメンバーは別のテーブルへ移動します。
- テーブルホストは、前のラウンドで何が話されたかの短い概要から次のラウンドを開始し、前のラウンドで得たひらめきなどを共有します。
- すべてのラウンドが終了したら、部屋全体をハーベスト(harvest: 収穫)することが重要です。対話の中で気付いたことは何か、重要なアイデアは何かなどについて参加者が付せんに書き、ホワイトボードに貼り出すなど全員から見えるように可視化します。